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くらちゃんねる


コロナショックⅩ<バブル再来?> 

 

38915.87円。
1989年12月29日、日経平均株価の終値ベースの最高値です。
(相場中は同日に38957.44円まで上昇しています)
いわゆるバブルの絶頂期です。

このバブルはどのように発生したのでしょうか。

プラザ合意。
バブルの起点は1985年9月22日、
先進5カ国蔵相会議でドル高是正の合意がなされた、その日です。
会議の場所は、ニューヨーク・セントラルパークのプラザホテル。

当時、アメリカは財政&貿易の双子の赤字に苦しんでいました。
反面、日本は経済力と技術力を目覚ましく発展させ、
安くて品質の良い商品がアメリカにどんどん輸出されていたのです。

太刀打ちできなくなったアメリカは、為替を「円高ドル安」に誘導する強硬策に出たのです。
プラザ合意前は1㌦=240円近辺のレートは円高がすすみ
1988年1月には1㌦=120円にまで急騰しています。

円高になれば製造業の多い日本は当然苦境に立たされます。
不況の波に呑みこまれた時の金融政策は、とにもかくににも利下げ(金融緩和)。
日本銀行は5%あった公定歩合を2年後には2.5%まで下げ、戦後最低の数字になりました。

金利が下がれば企業は金利負担が軽減されるため、
銀行からからお金を借りやすくなります。
事実、当時莫大なお金が銀行から企業に流れました。
そのジャブジャブにあふれたお金が
「土地神話」や「NTT上場」にあおられる形で、バブル経済を形成したのです。

今、コロナショックを受け
アメリカは、ゼロ金利と量的緩和を復活させました。
日本は、ETFを120兆円&REITを1800憶円に、それぞれ買い入れ額を倍増させました。
未曾有の金融緩和。

黒田日銀総裁は、「中央銀行ができることは何でもやる」とおっしゃっています。
その言葉の行きつく先は、令和バブルかもしれません。

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コロナショックⅨ<衛生関連銘柄> 

 

「いざとなったら、石鹸じゃね…」

コロナ禍でマスクの購入が困難です。
トイレットペーパーも「中国から輸入できず、品切れになる」というデマから、
一斉に店頭から姿を消した時期もありました。

そして、ここにきて不足しているのがハンドソープです。
冒頭のコメントは、3つのお店をはしごして、やっと手に入れた妻の嘆きです。
店頭からハンドソープが消えたら、石鹸で手洗いをしてね、ということです。

外出先から帰宅したときは、
まず手洗い&うがいで様々なばい菌を除去することは、当たり前のことですが、
新型コロナウイルスの感染が拡大している昨今は、言わずもがな…。

ハンドソープといえば、
ライオンの「キレイキレイ」や、花王の「ビオレ」をよく見かけます。
両社の株価はコロナショックで大きく値を崩しましたが、
ディフェンシブ銘柄ということもあり、年初来高値近辺まで回復。
ハンドソープも株価上昇に一役買っています。

「コロナ後」を見据えた動きも…。

紫外線。

波長の短い紫外線を照射するとDNAの二重らせん構造が破壊され、
水や空気中の菌が増殖機能を失い死滅するそうです。
スタンレー電気(自動車向けヘッドランプ大手)や
ウシオ電機(ハロゲンランプのトップメーカー)などが開発中。

さらにタッチレスの動きも広がっています。
「触れない」機能を搭載した新商品の開発、市場投入が急ピッチで進行中。

フジテックは、手をかざして階を指定できるエレベーター、
オプテックスは、手をかざしてドア開閉、
NECは、マスクのまま顔認証(半年以内に実用化)etc。

人類の歴史は感染症との戦いの歴史。
技術革新は進みますが、新たな敵が出没してきて戦いは続きます。

やはり基本は「手洗い&うがい」ですね。

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コロナショックⅧ<半値戻しは全値戻し> 

 

24008.99ドル。
NYダウ、4月9日のザラ場高値です。(ザラ場とは取引時間中のことです)

相場には「半値戻しは全値戻し」という格言があります。

「半値戻し」とは、
相場が下落した後、反転して戻りに転じた時、下げ幅に対して半分程度まで戻ることをいいます。
例えば株価が1,000円から500円まで下落した後に、この下落幅500円の半分となる250円を戻す、
つまり株価が500円から反発して750円まで戻すことです。

冒頭の、24008.99ドルはコロナショックの半値戻しになります。
コロナショック直前、
NYダウは29568.57ドル(2月12日ザラ場高値←史上最高値)をつけていました。
これが、18213.65ドル(3月23日ザラ場安値)まで11354.92ドルの大暴落です。
この下げ幅の半値戻しは、23891.11ドルになります。
つまり、NYダウはコロナショックの半分を取り返したことになります。

さて、「半値戻しは全値戻し」の意味することは、
一般的には相場の反発力の強さを強調したい時に使用されることが多いようです。
株価が何らかの要因で下落しても、その下落幅の半分を戻すくらいの反発力があれば、
いずれは元の水準まで戻る勢いや上昇力があるということです。

確かに中長期的に見れば世界人口の増加を担保に経済規模は拡大するでしょうし、
産業の新陳代謝がすすみ株価は上昇することが予想されます。
マーケットがこれまで、ブラックマンデー、ITバブル崩壊、リーマンショックなど
多くの困難を克服してきたのをご覧いただければ、ご理解いただけると思います。

ところが、「半値戻しは全値戻し」にはもう1つ意味するところがあります。
それは、半値戻しは一時的な反発に過ぎないという考え方です。
半値戻しが戻りのメドや戻り売りのタイミングではないかということです。

資産運用は中長期的なスタンスが基本ですが、
利益確定売りのタイミングを逃した方や、
高値圏で買って含み損を抱え、少し精神的にまいっている方などもいらっしゃるのでは…。
そのようなケースは
下落相場の中で半分も戻せば良しとして、欲張らずに手仕舞うのも選択肢かもしれません。

あくまでも私見です。

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コロナショックⅦ<2番底とは> 

 

緊急事態宣言が、4月7日(火)安倍首相より発令されました。

新型コロナウイルスの感染者数は増加の一途をたどり、まさに緊急事態。
ところが物事を先取りして動くマーケットは一足先に緊急事態をしのぎ、現在は小康状態。
日経平均の当面の底は、3月19日の16552円(終値ベース)と思えます。

マーケットが落ち着きを取り戻した要因は金融政策と財政政策によるものです。

まず、金融政策。
米国(FRB):緊急利下げによるゼロ金利政策の復活&約77兆円の米国債買い入れ
日本(日銀):ETF12兆円&REIT1800億円の買い入れ(これまでの倍額)

次に、財政政策
米国:約220兆円の財政出動
日本:約108兆円の財政出動

なりふり構わぬ株価・景気対策と言っていいでしょう…。
日経平均は4月8日(水)時点、19000円近辺で推移しています。

もうこれで安心かといえば、さすがにそんなに甘くはないでしょう。
コロナショックの根本的な解決は、感染拡大の終息&治療薬・ワクチンの開発です。
これらは一朝一夕になされるものではありません。

やはりマーッケトは2番底を探りにくるとみるほうが無難と思われます。

2番底とは…、
1度底を打って好転した後に、再度悪化(下落)して底を打つことをいいます。
2008年のリーマンショック時にも同じ動き方をしています。

リーマンショックの際は
起点を2008年9月12日の12215円とすれば、
1番底は、そこから28営業日目の10月27日の7163円。
コロナショックでは、
起点を2020年2月6日の23874円とすれば、
1番底は、くしくも同じ28営業日目の3月19日の16552円。

同じ道をたどっているような…。

では、リーマンショックの2番底はというと、2009年3月10日の7055円になります。
もちろん、まったく同じ道を歩むとは思えませんが、
仮にコロナショックにこの日柄を当てはめると、2番底は7月末から8月にかけてになります。

これから主要上場企業の決算発表が行われますが、
さすがに今回はコロナショックの影響がどの程度か読めず、波乱含みの展開になるでしょう。

慎重な姿勢は当面崩すことはできませんね…。

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コロナショックⅥ<ECMO> 

 

志村けんさんが亡くなりました。

寂しいですね…。

志村さんは
新型コロナウイルスによる肺炎で集中治療室に運ばれた時、
既に自力では呼吸できず、人工心肺装置(ECMO)が使われていたと報道にありました。

ECMOとは、
自力で呼吸する機能を失ったり、事故などで心臓が停止したりした場合に、
心臓や肺の機能を体の外で置き換える装置です。

血液を患者の体外に取り出し、酸素を供給し二酸化炭素を排出してから戻します。
国内では2月時点で約1400台が設置されているようです。

そのECMO、国内最大手のテルモが増産を決めました。

テルモはカテーテル治療で使われるガイドワイヤで、世界シェアの60%を握っています。
ECMOの増産でマーケットからの評価がまた上昇しそうですね。

ただ、増産が決まったとはいえ、
ECMOは酸素を送り込む場合の濃度調整や心拍チェックなど扱いに高度な知識も要します。
治療のための装置を増やすだけでなく、
医療従事者の確保も感染拡大に対応するための課題とのことです。

治療薬、ワクチン、医療装置などが行き届き、
天国の志村さんに
「だいじょうぶだぁ」と1日も早く言ってもらいたいですね…。

<日本経済新聞・2020年4月2日(火)の記事を多く引用させていただきました。>

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