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フェラーリ 

 

オルフェーヴル。
2011年の三冠馬ですが気性が荒く、
菊花賞のゴール後、騎手の池添謙一が振り落とされたのは有名ですね。

まさに「跳ね馬」。

こちらの「跳ね馬」も鼻息が荒いようです。
イタリアの高級車メーカー、フェラーリが快走しています。
そうフェラーリのエンブレムには、黄色地に黒の「跳ね馬」が躍っています。

世界中の富裕層から注文が増えているにもかかわらず、あえて販売台数を絞っているようです。
それでも増収増益を達成!!
秘密はブランド管理を徹底し、利益を最大化する欧州お得意のブランドビジネスにあるようです。

フェラーリはブランド価値を維持するため年間7000台以上は売らない方針です。
「注文通りに売れば希少価値が落ちてしまう」というのが、経営陣の判断です。
ちなみに日本の高級車レクサスの2013年の世界販売は52万3000台ですから、
「7000」という数字がどれだけ少ないかがご理解いただけると思います。
(もちろんフェラーリとレクサスでは値段もマーケットも違いますが…)

売上高は23億3500万ユーロ(約3250億円)、営業利益は3億6400万ユーロ。
売上高利益率は約15%になります。
日本の製造業の売上高利益率が5%強ですから、驚異的な数字です。

強さの秘密は「カスタマイズ」。
車体の色から内装まで選択肢は幅広く、
購入者は本社を訪問し10以上のシートに実際に座って選ぶこともできるそうです。

まさに高級ブランドビジネス。
日本円で1台2000万円を超える「高値の花」というわけです。

日本でも最近「コーポレートガバナンス」という言葉がよくつかわれます。
直訳すれば「企業統治」ですが、
「株主に対して最大限の利益をあげ、企業価値を高める」という意味も含まれます。

アベノミクス「祭り」の後は、個別企業の「レベルアップ」が望まれます。



category: マネー

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