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第1ラウンド 

 

2017年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イヤーですね。
WBCは2006年に第1回大会が開催され、
第2回大会の2009年以降は4年に1度、実施されています。

今大会の日本での「第1ラウンド」は3月7日(火)に東京ドームで始まります。
侍ジャパンの活躍に期待しましょう!!

WBCに先がけて、政治経済の「第1ラウンド」は無難に通過できました。
安倍晋三首相とトランプ米大統領との初の首脳会談。

今回の注目点は5項目。
① 「円安」(日本の為替政策)について、直接的な批判を封じ込めることができるか
② 「日本の自動車業界」に対して、直接的な批判を封じ込めることができるか
③ 通商交渉で当面主導権を握り、時間稼ぎの布石が打てるか
④ 尖閣諸島を日米安全保障条約上の防衛対象であることを明言させることができるか
⑤ 安倍首相が大統領専用機エアフォースワン搭乗中に、日本国内で有事が発生しないか

それぞれについて検証してみましょう。

まず①について。
首脳会談の数日前、2016年のアメリカ貿易統計が発表されました。
それによると対日貿易赤字が、
3年ぶりに中国に次ぐ2位に浮上したとのことで、大きく緊張が走りました。
しかしマーケットでは幸いにも(?)12月上旬の1㌦=118円台から、
足元111円近辺まで円高が進んでいたため、
それがクッションともなり、首脳会談では直接的な批判には繋がりませんでした。

トランプさん自身も就任直後のドタバタで、
「円安と円高、どっちがいいんだっけ?わかんなくなっちゃった…。」
と、真夜中の3時に側近に電話をして聞いたという報道もありましたね。

首脳会談後の共同記者会見でトランプさんは
「各国の通貨引き下げに不満を言ってきたが、短期間で公平な条件を取り戻す。」
と通貨安誘導の阻止を強調しましたが、それがいっぱいいっぱいといったところでしょうか。

次に②・③について。
こちらも首脳会談の直前、自動車大手の4~12月期決算が出そろい、
北米依存が鮮明になりました。
自動車業界はトランプさんが大統領選挙に勝利した直後から、
過激な「口撃」を避けるためアメリカへの投資計画などを丁寧に説明してきました。
(トヨタは当初の計画通りですが、今後5年間で1兆円超の投資を再度表明しました。)
今回、そのかいあってか、首脳会談での直接的な「口撃」は避けることができました。

さらに通商分野では、
麻生太郎副総理とペンス副大統領をトップとする
経済対話の枠組みを新設することで合意できました。
これは、トランプさんが通商交渉に直接チャチャを入れにくくし、
厳しい交渉にむけた準備のために、時間稼ぎができることを意味します。

いずれにしても①~③については、
アメリカ新政権の財務・通商分野の閣僚人事の議会承認がいまだされておらず、
アメリカ側に準備不足の感があったことは否めませんが…。

続いて④について。
こちらは先日、首脳会談に先がけて、
アメリカ国防長官「狂犬」ジェームズ・マティス氏が来日した際、
「尖閣諸島は日米安全保障条約上の防衛対象である」と明言していました。
トランプさんも首脳会談で「ちゃぶ台返し」はせず、
その意向をはっきりさせたことで、
安全保障上の懸念材料は1つ払しょくできたといっていいでしょう。

最後に⑤について。
安倍・トランプ両首脳は会談が行われたワシントンから、
トランプさんの別荘のあるフロリダまで
大統領専用機「エアフォースワン」でともに移動しました。

「エアフォースワン」で移動中に、
仮に日本国内で総理大臣の判断を仰がなくてはならない有事が発生したとしたら…。
そうなれば、日本の国家機密がアメリカに筒抜けになってしまいます。
いくら同盟国といえども国家機密を他国に漏らすわけにはいきません。
しかも何を考えているか分からないトランプさんには、言わずもがなです。

これは大きな「賭け」だったと思います。

安倍さんとしては
「『エアフォースワン』で一緒にフロリダに行こうや!!」
というお誘いを断って、トランプさんの機嫌を損ねるわけにもいかず…。
かといって、日本側に有事が発生したとしても、国家機密をアメリカ側に漏らすこともできず…。

とりあえず、「エアフォースワン」で移動中に大きな事件・事故が起こらず、一安心です。

このように安倍晋三首相とトランプ米大統領との初の首脳会談は無難なものでした。
しかし、相手は政治が初めてといえども、「曲者」トランプ。
両首脳は会談後フロリダでゴルフをラウンドし親睦を深めました。
さあ、政治経済の次なるラウンドはいかに!?

目が離せませんね!!

category: マネー

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